ハスクバーナのチェンソー・刈払機・芝刈り機・斧、どれもキャンプやアウトドア、農業や林業には欠かせない便利な道具ですが、同時に「ちょっとした油断」がケガにつながりやすい道具でもあります。
そしてケガの原因は、道具の使い方というよりも「保護服などの服装の選び方」「身につける装備」にあった、ということは実感のある方も多いはずです。この記事では、ケースごとに 「どのような防護服を着て、何を身につけるべきか」を具体的に解説していきます。
「危険が多い作業」ほど、服装はルール化する
作業に応じて、どの防護服・装備を身につけるかを決めておくと抜け漏れが少なく、準備もラクになります。
- 迷わない:準備が速くなる
- 安全の抜け漏れが減る:露出・巻き込み・滑りの原因を潰せる
- 作業の集中力が上がる:「不安要素」が減る
ポイントは危険の種類に対して必要な対策を当てることですので、道具別に使い分けていくことが大事です。
道具別|気をつけるポイントと必須装備チェックリスト
「チェンソー」:最優先で装備を厚くする
チェンソーは切創だけでなく、飛来物・騒音・振動・滑りなどでリスクが複合的に高くなります。服装の目的は「動きやすさ」だけではなく、万が一の場合でもダメージを最小化することです。

装備チェック
- ヘルメット+バイザー(目・顔の保護)
- イヤーマフ/耳栓(聴覚保護)
- チェンソー防護ズボン(用途に合う設計・表記があるものが安心)
- チェンソー対応グローブ(滑り止め+耐摩耗、可能なら防護設計)
- 安全靴/ブーツ(滑りにくさ・足先保護)
やりがちなNGケース
- 素手、軍手だけ、短パン、スニーカーで使い
- だぼついた袖、フード紐、マフラーなどの「巻き込み要素」がある
「刈払機」:飛来物・熱中症・虫対策が鍵
刈払機は「刃に触れないように気をつける」だけでなく、飛び石・小枝・粉塵が意外と厄介です。さらに夏場は熱中症リスクが上がります。

服装のコツ
- 長袖・長ズボン(露出を減らす)※薄手・速乾だと快適
- フェイス/アイプロテクション(飛来物対策)
- グローブ(滑り止め・マメ防止・軽い切創対策)
- 首元・足首の隙間を減らす(虫・草の侵入を防ぐ)
芝刈り機:飛来物・足元の安全が最重要
芝刈り機は比較的身近ですが、小石や枝の飛来、騒音、濡れた芝での滑りなど、ちゃんと危険があります。

服装のコツ
- 保護メガネ(飛来物対策)
- イヤー保護(騒音対策)
- しっかりした靴(サンダルNG)
- 夏は「短い」より「薄くて長い」(日焼け・擦り傷・虫対策にも)
斧:握りの安定と、破片の飛びに備える
斧はシンプルな分、動作が大きくなり、刃の軌道も長くなります。薪割りでは破片が飛ぶこともあります。

服装のコツ
- グローブ(滑り止めで握りが安定)
- 目の保護(薪の破片)
- 足元は硬め+つま先保護だと安心
- 肩・肘が動くウェア(ストレッチ性が効く)
装備の選び方|「守る」と「作業しやすい」は両立できる
装備の良し悪しは「設計」で決まり、この5つを基準に選ぶと良いでしょう。「安全装備=我慢」ではなく、機能とデザインが両立している装備を選ぶことが、長く続けていくために大事だと言えます。
- 用途に合う防護設計(チェンソー系は特に)
- フィット感(だぼつき=巻き込み・引っ掛かりの原因)
- 通気・速乾(熱中症対策は安全対策の一部)
- 耐摩耗(膝・すね・手のひらは消耗ポイント)
- デザイン(着たくなるデザイン性)
ハスクバーナのウェア・グローブが「ちょうどいい」理由
ハスクバーナは、森林・造園の現場目線の機能設計に加えて、北欧らしい洗練された見た目が魅力です。

1. 「守る設計」が前提にある
チェンソー向けの装備は特に、「なんとなく厚手」よりも 用途に合わせた設計がある装備のほうが安心感が違います。
2. 動きやすさ・快適性がある
屋外作業は、動きやすさが安全性に直結します。つっぱり・蒸れ・ズレがあると集中が切れて危険が増えるので、ストレッチ性やフィット感が効きます。
3. 「作業着っぽさ」を超えるデザインで、身につけたくなる
装備は、継続することが大事です。気分が上がるデザインだと「今日もちゃんと着よう」が続きます。
おすすめのウェア・グローブ

エントリーユーザー向けのフォレストジャケットです。
反射ロゴプリント、ストレートフィット設計、視認性の高いオレンジ色など、シンプルでモダンなデザインであり、体を曲げたときに腰部分が出にくいローバックデザインです。
ジッパー付きの胸ポケット、両サイドのポケットがあり、収納も便利で、袖口のフィット感を調整するスナップボタンも付いています。KWF規格に適合しています。

エントリーユーザー向けのプロテクティブズボンです。
ストレートフィット設計で、前と後ろの両方にポケットがあり、脚部後ろには通気性を良くするためのジッパー、そして定規用ポケットがあります。反射材ロゴプリントも付いています。
ソーチェンプロテクションはクラス1(20m/s)に適合しています。
Husqvarna(ハスクバーナ) チャップス ファンクショナル

チェンソーの作業に適した、快適で取り付けやすいチャップスです。チェンソーの作業をあらゆる天候条件で行うために設計されており、作業ズボンの上に簡単に装着できます。
ウエストと脚のフィット感はストラップとバックルで簡単に調節でき、ふくらはぎには面ファスナーも付いています。
膝と足首にある Cordura® 補強材は耐久性を向上させ、反射材を使ったロゴがあるハイビズオレンジの前部は、視認性を高めています。EN ISO 11393 クラス 1(20 m/s)に適合しています。
Husqvarna(ハスクバーナ) T-シャツ テクニカル(長袖)

透湿性に優れた素材を使用し、発汗量が多くても快適な着心地の長袖Tシャツで、暑い季節のハードワークにも最適です。
屈んでも背中が出ないローバック仕様で、首元にジッパー、フロントポケットもジッパー付きです。
Husqvarna(ハスクバーナ) グローブ Fライト ノンスリップ

造園から林業作業用にまで幅広く使うことのできる快適な防護手袋です。
濡れた場所での作業でも手のひらの正確な感触と、優れたグリップ力を兼ね備えています。人差し指第二関節部はタッチスクリーン対応でグローブをつけたままスマホなどスクリーンの操作が可能です。
手洗い可能で、樹脂などの頑固な汚れも簡単に落とせます。
Husqvarna(ハスクバーナ) グローブ Fライト コンフォート

通年での林業、造園業作業を想定してプロ用にデザインされた防護手袋です。手のひら部は防水効果のあるヤギの皮を使用しています。インナーには弾力性の高いつめものが衝撃を吸収し、中の手を守ります。また、手首周りは汚れに強いゴム素材が使われており、反射素材のロゴは視認性を高めます。
人差し指第二関節部はタッチスクリーン対応でグローブをつけたままスマホなどスクリーンの操作が可能です。
長持ちさせる手入れ(ウェア/グローブ共通)
- 使用後はまず乾かす(湿ったまま放置しない)
- 泥・草汁は早めに落とす(劣化を早める)
- ほつれ・破れ・滑り止めの摩耗は定期点検(安全装備は劣化するものとしてケアする)
- グローブは素材に合わせてケア(洗えるものと洗えないものがあるので表示を確認する)
まとめ|“安全に作業できる装備”は、道具の性能を引き出す
チェンソー、刈払機、芝刈り機、斧。道具ごとに危険の種類が違うので、服装も「全部同じ」ではなく、必要なものを使い分けることが大事です。
この上で、用途設計が明確で、着心地も良く、見た目も気に入る装備だと長く使うことができるでしょう。
監修:吉田 修明
株式会社協同 OPE事業本部 国内営業部 部長。チェンソー・刈払機を中心とした農業林業機械メーカー数社で37年勤務。マーケティングマネージャー、プロダクトマネージャーを経験。市場分析や商品分析に強み。現在は、農林業機械ショップの経営をサポート。
