庭の手入れや枝の剪定、落ち葉掃除、薪づくりなど、屋外作業にはさまざまな道具が必要です。
これまで、こうした作業にはエンジン式の機械が多く使われてきましたが、近年はバッテリー式の製品が大きく進化し、家庭まわりの作業でも使いやすい選択肢として広がっています。
ハスクバーナでも、プロ向けから一般家庭向けまで、バッテリー製品のラインアップが充実してきています。
今回は、ハスクバーナのバッテリーシリーズの魅力、とくに一般家庭向けの「Aspire(アスパイア)シリーズ」を中心にご紹介します。
バッテリー製品が広がっている理由
自動車の世界で電動化が進んでいるように、チェンソーや草刈機、ブロワーなどの手持ち機械でも、バッテリー製品が増えています。
背景には、環境対応という大きな流れがあります。特にヨーロッパ市場では、バッテリー製品が主力になりつつあると言われています。
ただし、バッテリー製品が選ばれる理由は、環境面だけではありません。
家庭や住宅地で使う場合には、音の静かさや扱いやすさが大きなメリットになります。エンジン式の機械は力強い一方で、始動に手間がかかったり、音が大きかったりすることがあります。
一方、バッテリー式であれば、バッテリーが充電されていればスイッチを押すだけで使えます。エンジンの始動に慣れていない方でも扱いやすく、庭まわりの作業を始めやすいのが特徴です。
プロ向けと一般家庭向けの違い
ハスクバーナのバッテリー製品は、大きく分けるとプロ向けと一般家庭向けがあります。
プロ向けの製品は、長時間の作業や高い出力が求められる現場を想定しています。そのため、耐久性やパワーを重視した設計になっており、バッテリーも36Vシリーズが中心です。
一方、一般家庭向けの製品として展開されているのが、Aspireシリーズです。
Aspireシリーズは、家のまわりのちょっとした庭管理や週末の手入れに使いやすいよう、低価格で扱いやすいラインアップになっています。バッテリーは18Vで、家庭の庭仕事には十分な使いやすさを備えています。
プロのように毎日長時間使うのではなく、土曜日や日曜日に庭の手入れを楽しむ。そうした使い方に合ったシリーズと言えます。
1つのバッテリーで複数の道具が使える
Aspireシリーズの大きな魅力は、1つのバッテリーを複数の道具で使い回せることです。
庭のある家を想像してみると、必要な作業は一つではありません。
芝生や草を刈る、垣根を整える、木の枝を切る、落ち葉を掃除する、薪を切る。庭をきれいに保つには、さまざまな作業があります。
Aspireシリーズでは、同じ18Vバッテリーを使って、こうした作業に対応する複数の機械を使うことができます。最初にバッテリーと充電器をそろえれば、その後は作業機本体を追加していくことで、庭仕事の幅を広げられます。
エンジン式の機械を用途ごとにそろえるよりも、使い勝手の面でもコスト面でも、導入しやすい選択肢になります。
リンク:Husqvarnaのバッテリー商品一覧(KeStore)
Aspireシリーズでできる庭仕事
Aspireシリーズには、家庭の庭まわりで使いやすいさまざまな製品があります。
たとえば、庭の草を刈る作業には、ナイロンコードで草を刈るトリマーがあります。ちょっとした草刈りや、芝生の端の処理に使いやすい道具です。
芝を手軽に整えたい場合には、小型のバリカンタイプの製品もあります。手に持って扱いやすく、細かな場所の手入れに向いています。
垣根をきれいに整えるには、ヘッジトリマーが便利です。長めのブレードで生け垣を刈りそろえることができます。
少し太めの木を切ったり、薪を用意したりする作業には、バッテリーチェンソーがあります。エンジン式よりも始動しやすく、家庭での使用にも向いています。
また、木の枝を剪定する作業には、小型のチェンソータイプのプルーナーがあります。枝を手軽に切り落とすことができ、高い枝を切りたい場合にはポールに取り付けて使えるアタッチメントもあります。
高い生け垣を整えたい場合には、ポールの先に短いヘッジトリマーになっているバリカンを取り付けることで、高所の剪定にも対応できます。
作業後の掃除には、ブロワーが活躍します。刈った草や落ち葉を風で集めることができ、秋の落ち葉掃除にも便利です。Aspireシリーズには、落ち葉などを吸い込むバキュームタイプもあります。
このように、Aspireシリーズがあれば、庭まわりの基本的な作業を一通りカバーできます。
バッテリー容量を使い分けられる
Aspireシリーズの18Vバッテリーには、2.5Ahと4Ahの容量の異なる2タイプがあります。
軽い作業や、手に持って細かく使う道具には、2.5Ahの容量のバッテリーが扱いやすい場合があります。重すぎず、取り回しがしやすいからです。
一方、チェンソーのようにパワーが必要な作業や、ポールの先に機械を取り付けて使う作業では、4Ahの容量の大きいバッテリーが向いている場合があります。
作業内容や使う道具に合わせてバッテリーを選べる点も、シリーズでそろえるメリットです。
音が気になる場所でも使いやすい
バッテリー製品の大きなメリットのひとつが、音の静かさです。
住宅地で庭仕事をする場合、エンジン式の機械では周囲への音が気になることがあります。農家の方でも、自宅まわりの作業では音に配慮して、エンジン式を持っていてもバッテリー式を選ぶケースが増えているようです。
別荘地でも同じです。静かな環境の中で庭の手入れをする際、エンジン音が響いてしまうことを気にする方もいます。バッテリー式であれば、周囲への配慮をしながら作業しやすくなります。
朝方の作業や住宅が近い場所での使用を考えると、音が静かなことは大きな安心材料になります。
チェンソーアートにも広がるバッテリーの可能性
バッテリーチェンソーは、庭仕事だけでなく、チェンソーアートの分野でも活用が広がっています。
チェンソーアートでは、従来はエンジンチェンソーが中心でした。しかし、バッテリーチェンソーは音が静かで振動が少ないため、仕上げや細かな表現に使いやすいという特徴があります。
また、音の問題で難しかった街中のイベントでも、バッテリーチェンソーであれば実演できる可能性があります。実際に都市部のイベントで、バッテリーチェンソーを使ったチェンソーアートの実演が行われた例もあるそうです。
バッテリー製品の進化によって、チェンソーの使い方そのものも広がっていると言えます。
ブロワーは意外な場面でも活躍
ブロワーは、落ち葉や刈った草を集めるための道具というイメージが強いかもしれません。
しかし、実際にはさまざまな使い方があります。
たとえば、雪が降る地域では、車の上に積もった雪をバッテリーブロワーで吹き飛ばすという使い方もできます。車内や荷台のちょっとした汚れを吹き飛ばすなど、屋外の掃除にも便利です。
「風を使って掃除する道具」と考えると、庭だけでなく、家のまわりや車まわりでも活躍の場が広がります。
別荘や週末の庭仕事にもおすすめ
Aspireシリーズは、庭のあるご家庭はもちろん、別荘を持っている方にも向いています。
別荘に一通りのバッテリー製品を置いておけば、訪れたときに草刈り、枝の剪定、落ち葉掃除などを自分で行うことができます。
エンジン式のように燃料管理や始動の手間を気にしにくく、必要なときにすぐ使いやすいのも魅力です。
庭仕事を単なる作業ではなく、週末の楽しみや趣味として取り入れたい方にとって、バッテリーシリーズは扱いやすい選択肢になります。
まずは1つのバッテリーから、庭仕事を広げる
ハスクバーナのバッテリーシリーズは、庭仕事をもっと手軽に、快適にしてくれる道具です。
スイッチを押せばすぐに使える扱いやすさ、音の静かさ、1つのバッテリーを複数の道具で使い回せる便利さがあります。
草刈り、剪定、枝切り、落ち葉掃除、薪づくり。庭の作業を一通り自分で行いたい方にとって、Aspireシリーズは心強い選択肢です。
KeStoreでは、ハスクバーナのバッテリー製品や関連アクセサリーを取り扱っています。まずはバッテリーと充電器、そして自分の庭仕事に合った1台から、快適な屋外作業を始めてみてはいかがでしょうか。
リンク:Husqvarnaのバッテリー商品一覧(KeStore)
監修:吉田 修明
株式会社協同 OPE事業本部 国内営業部 部長。チェンソー・刈払機を中心とした農業林業機械メーカー数社で37年勤務。マーケティングマネージャー、プロダクトマネージャーを経験。市場分析や商品分析に強み。現在は、農林業機械ショップの経営をサポート。
